フィンランド合宿の回転競技のトレーニングの様子です。
回転競技は雪面に立っているポールの外側を通りながらゴールを目指す競技で、最短距離を通るためにポールギリギリを通過します。遠心力に対抗するため体は内側に傾いているため、何もしないと顔面とポールがぶつかります(笑)。
それを避けるため、ポールを手で倒すわけですが、幸平は右手の自由が効かないため、さあ困った、となります。
昨年は、膝で倒す方法を編み出しました。ここ最近では大変大きな進歩だったと思います。
ですが、問題があって、倒れたポールがスキーの先端に当たり、幸平の使っているスキーは先端部が軽量化のための穴が空いていて、一発で板が折れてしまいました。20万円の板が折れてしまうと、ショックで顔に縦線が入ってしまいます。
実は、シーズンオフに、穴の開いていない別メーカーから用具の無償提供の話がありました。評判の悪いメーカーではないし、今のメーカーはかなりの金額を自己負担して自費購入していることから、父親的には迷うことなくそちらのメーカーだったのですが、幸平は今のメーカーを使い続けることにしました。
膝で倒すとポールの低い位置で当たってポールが倒れ、するとテコの原理でポール上側の速度が高くなり、結果板に板に当たるときの衝撃が強くなり、板が折れます(健常選手のように手で倒せば、板は折れないはずです)
動画では右手をピンポイントでポールに当てるのではなく(健常選手はパンチするようにピンポイントであてて倒します)、腕全体を長さで使ってポールを倒しているようです。これなら板が折れる可能性も低くなるはず。一方で右手に意識が分散しているようにも見え、体の他の部分の意識が削がれているようにも見えます。
果たして、吉とでるか凶とでるか?今シーズンが楽しみです。
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